『影灯籠』あとがき/山本×さくらは原作ッスよ、やっぱ!

書き上げた初のBRものが山本×さくらだったことに自分でびっくり。
いえ、この二人は好きなのでいいんですが、前から手をつけているあれとかこれとかを抜いてというのが……ごもごも。

えー。とりあえず書きたかったさくらの台詞が書けたので満足です。
ついフォローを入れたく(言葉の意味を解説したく)なる癖があるので、一生懸命抑えたのですが。真意は伝わりましたでしょうか? 発想段階のメモ書きは「人間の限界を超えて生きてくれ」というあぶない(笑)台詞になってるんですが、もちろんそんなことではありません。

それにしても。原作の山本とさくらのシーンはいいですね。何度読んでも泣いてしまいます。この作品を書くにあたっても4、5回本を開きましたが、この部分しか読んでないのに毎回泣いてました。もっとたくさんの時間をあげたかった、会話させてあげたかった、と切なくなります。

BRIで映画版のこのシーンが「絶対このゲームに参加しないと言い切る女子の強さと、終始怯えて恋人に腕を抱えられ自殺する男子の弱さが描かれている」なんて評されてましたけど、認めません(笑)。ゲームの悲惨さを出すためというなら、原作通りのほうがよっぽど悲劇的じゃあないですか。ねえ?

タイトルは走馬燈から。
はじめはまんまにしようかと思ったんですが、漢字にするとどうもイメージに合わなかったのでこちらにしました。
せめて、楽しかったことをたくさん思い出せましたようにとの願いを込めてマス。

とにもかくにも、読んでくださってありがとうございました。
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